sk8 オイルベアリング交換 べ~ぶるの試行錯誤
H25.09.22現在、「ベアリングプーラー 自作」というキーワードでこのページにお越しの方が多いようです。グーグル先生不調なのでしょうか。そんなキーワードはメタデータにも本文にもありませんので、お越しの方をガッカリさせること間違いなし。ということで「自作ベアリングプーラー」のご案内をしておきます。こちら → 自作メンテナンスツール
オーエムジー ベアリング オイル
注文したオイルベアリング用のオイルが届きました。「勝手なイメージしちゃダメよん!」という教訓を得ました。画像では大きなボトルに見えたんです。
こちらの楽天ショップさんですが、小物はメール便配送をしてくれるというのでお買い物しました。クロネコメール便ですぐに届きました。 届いた封筒を見て、「これ入ってるの?」と開けてみたら、予想外のサイズ。もっと大きいのかと思ったのが勝手なイメージでした。
小さいでしょ?そうですよね。大きなもの持ち運ぶの大変だし、いつでもさせるように目薬くらい小さい方が使い勝手はいいですからね。 成分は載ってないものの、色はミシン油みたい、粘度はリールオイルくらい??かな~。
FIZZ BEARINGS DFS2 SBG540
注文したオイルベアリングがクロネコメール便ですぐに届きました。
早速ウィールにはめ込んで取り付けたいと思います。ただ、わたくしのコンプリートには「ベアリングスペーサー」がありません。実売価格15000円くらいの「Bones Swiss Ceramic Bearing」という最高級ベアリングにはスペーサーがセットになっているので、ベアリングを傷みにくくさせるには必要なパーツの証ともとれますよね。高性能ベアリングはスペーサーをセットで使ってこそ、真価を発揮する、ということでしょう。セラミックではないボーンズは購入してページを作っています。興味のある方はこちら → BONES SWISS LABYRINTH2 購入
このベアリングスペーサーというものは販売されていますけど、わざわざこれだけ買うのももったいないように思いますので、スペーサー付きのベアリングを1セット買って手に入れるというのがお得かもしれません。
そこで、まずはスペーサーを用意したいです。買ってもいいのですが材料があるので作っちゃいましょう。
ベアリングスペーサー作り
ベアリングスペーサーは10mm幅ですので、アルミパイプをパイプカッターで切り取り、ヤスリでバリを除去して出来上がりです。アルミなので鉄よりは強度がありませんけど、あるとないとでは大違い(だと思う)なのでこれでヨシとします。
そのほかにベアリングスペーサー製作として、GOLDCUPバナナボード用ベアリングスペーサ製作と装着 があります。
Sponsored Link
これって最初にオイルを注すのでしょうか。わかりませんが、買ってありますので注しておきましょう。画像右手前に写っている自作道具でベアリングリテーナー(玉の保持器)を外してみました。洗浄の時はベアリングシールドも外しますが、洗浄の模様に関心のある方はこちら→ オイルベアリング灯油で洗浄 オイルベアリング洗剤で洗浄 をご覧ください。
組み付け
このウィールとベアリングのハメ合いはほんのちょっとの締まりばめだったので、自作ベアリングプレス機 の登板までは必要ありませんでした。SK8が載っている台は、自作のメンテナンススタンド(ワークスタンド) です。
4個のウィールに8個のベアリングと4個のベアリングスペーサーをセット完了しました。これからブルーのウィールを外してグリーンに交換します。
ハンガー部分に直接ベアリングが当たると、ベアリングの真価を発揮できないのでアクスルワッシャは忘れずに入れます。小さい部品なのでなくさないよう注意が必要です。アレ?なんか余計なものも写ってる、と思われた方、そうですね。本来ワッシャの奥に大きなワッシャなど取り付けません。これはベアリングに極力ゴミを寄せ付けないようワッシャを追加しております。普通はつけません。
ベアリングとベアリングの間にスペーサーが入っています。ウィールを持つとこういう風になっています。このままでアクスルシャフトに通そうとしてもなかなか入りにくい。そこで、ベアリング注油のところに写っていた自作道具がここでも役立つわけです。
この道具は費用0円で作ったもの。ワイパーゴム交換の時にでるバネと木の棒です。金具の先がリテーナーとベアリングの隙間にはいるよう研いでおります。
こういうふうにウィールの中でスペーサーを持ち上げてアクスルシャフトに差し込むとすんなり入ります。簡単でしょ?
アクスルナットとベアリングが直に接してもいけません。かならずワッシャを入れるようにしましょう。そしてアクスルナットを締めるのですが、締め付けすぎはベアリングを傷めますので、スケートレンチで締まるところまで締めて1/4~1/2回転ほど緩めるくらいがちょうどいいかな、という感じです。ウィールがトラックのハンガーとアクスルナットの間、ほんのごく僅かに動く程度がいいですね。
ウィールの組み込みが完了しました。ウヒって感じ。
で、どうよ?と聞かれそう・・・
早速乗ってみました。快適の一語に尽きます!オイルベアリングって本当に軽く回りますね。わたくし機械設計の経験がありまして、ベアリングの図面も書いたことあるんですが、まあ、高性能なほど値段に跳ね返るのは当然というか理解できますが、潤滑油としてのグリースとオイルの違いは図面上には現われないので、今回の体感はとても感動したのであります。オイルベアリングを購入された方でメンテナンスの仕方が判らない、という方はこちらにまとめていますのでご参照ください。→ オイルベアリング注油 オイルベアリングメンテナンス
でも、上には上があって、今回のはFIZZ OMGでも最低グレードのオイルベアリングです。FIZZでも上のクラスは2つありますし、BONESなどでもセラミックボール採用の最高級品がありますが、コンプリート1台買えちゃう値段ですからね。「セラミックの最高級ってヤツ、10箱ちょうだい」って言える身分になりたい(^_^;)
ベアリングの重量を計るのを忘れました。
つぎのページは、FIZZ SBG900購入 です。