sk8 UNIFULグリスベアリングをオイルベアリングに べ~ぶるの試行錯誤
前ページで不要品のグリスベアリングを分解して洗浄してみました。洗浄後はとても軽く回るのですがグリスを注した途端回転が重くなりました。
でも動き自体は軽いので、オイルベアリングとして使えないか、ということから、今回グリスベアリングをオイルベアリングとして使ってみよう、ということで、UNIFULキッズコンプリートに組み込まれていたグリスベアリングをオイルベアリングとして使ってみたいと思います。
ベアリング分解
まずは、グリスベアリングは両面シールドされているので、その片面のシールドを取り外します。精密ドライバーのマイナスを研削してキリより細くした工具を使い、シールドにゆっくり突き刺します。シールドは薄いのですぐに外れます。
最初は内輪とシールドの間に滑り込ませて調子よくやっていたのですが、1個シールドがあまりに簡単に外れたので勢い余って金属リテーナーを歪めてしまいました。
幸いにも回転に支障はなかったのでいいのですが、再発防止のためシールドに突き刺してから外すことにしました。ゆっくり刺すとリテーナーに包まれたボールがそこにあっても避けてくれそうだから。
8個を分解しました。
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ベアリング洗浄
パーツクリーナーに30分くらい浸けた時の状態です。グリスが溶け出してますね。白いものです。 グリスが溶け出たパーツクリーナーをベアリングごとあけてしまい、再度パーツクリーナーに1個ずつ浸けて自作の ベアリングスピナーくん で回転させて洗浄しました。
8個を乾かしてから回転を見ると、1個だけ回転の悪いものがありました。グリスが残っているのかもと思い、もう一度パーツクリーナーで洗浄してみましたが変わらず。そうです。個体差があります。8個のうち1個でも回転が悪いと足を引っ張りますね。ということでこのベアリングは控えに回ってもらって、買い置きしているグリスベアリングを1個取り出し分解と洗浄をします。
※ロールオーバーイメージです。マウスカーソルを合わせると画像が替わります。
キレイなグリスが満遍なく入っていますでしょ?これがスケートボードには重いんです。とは言ってもミネベアはまだ軽い方です。動力系のベアリングならグリスがいいんですけどね。
キレイでしょ?
今回、FIZZのベアリングオイルとブラザーのミシン油を比較してみました。ミシン油の方が緩いです。注油完了したので使ってみたいと思います。
使ってみた・・で、どうよ!?
う~~~~ん・・・良いとは言えない、というか体感できないんです(^_^;)
洗浄後のベアリングってすごく軽く回るんです。でも、オイル注した途端に重くなる。グリスならもっと重くなりますが。
プッシュしてみておおっ!って感じたんですが、乗っているうちにその感激がすぐになくなる。
グリスタイプでも同じように感じちゃいます。これならメンテナンスフリーのグリスタイプがいい鴨、と思いました。
結論
あんまりする価値ないかな??って感じ。
でも、もう一つ試したいことがあるんです。
というのが、ベアリング1個不良と判断し、追加でオイルに変身させたのがNMBのベアリング、国産のミネベアというメーカーのブランドなんですが、洗浄後回してみると音もせず軽く回り続けるんです。UNIFULのベアリングはシャーッという軽やかな音なんですが、ミネベアはほとんど音がしない。
このシャーッていう音、実は音がないほど精巧なんだとか。
ということでミネベアのグリスタイプをあと7個変身させて試してみたいと思っています。追記:つぎのページで試すのですが、その結果を以てして結論の訂正をしております。興味のある方はこちらをどうぞ → ベアリング滑走性能対費用
つぎのページは、NMBグリスベアリング変身 です。