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sk8 オイルベアリング簡単メンテナンス べ~ぶるの試行錯誤

前ページではグリスタイプベアリングのメンテナンスについて記載しました。
グリスタイプなのでメンテナンスといってもただの拭き取り掃除です。それも絶対にしなきゃいけないものでもありません。
「回転が悪くなってきたな~、スピードが乗らなくなったな~」と感じたら新品に交換すればいいのです。

オイルタイプにはメンテナンスは必要なのですが、これも絶対にしなきゃいけない、ということでもないんです。長持ちさせるために注油と洗浄をしてあげるのですが、面倒に感じる人は「滑りが悪くなってきたな~新しいの買うか!」ということでその都度新品に交換するのもその人の自由であります。

シールドで密閉されているグリスタイプのベアリングには、基本的にホコリは入らないようになっていますので(厳密に言うと入るんですけど)、コンプリートものに多く採用されているようです。
なので、グリスタイプのベアリングを使っている方がこのページを読むなんて時間の無駄であります。
一般的なコンプリート品には、シールドが取り外せないタイプのグリスベアリングが多いですから、手入れしなくていいのです。というか手入れしようと思うだけムダですね。

ただ、コンプリートでも「Pennyコンプリート(ミニクルーザー)」にはオイルベアリングが採用されているので、オイルタイプのベアリングを快適に長く使いたいという方はメンテナンスしてあげましょう。

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簡単なメンテナンス

ベアリングをウィールから外して

ベアリングをウィールから取り外したところ

油を垂らしてもすぐ拭き取れるように、という意味でもウェスを用意してその上で注油するといいです。

注油

油をさす

はい、油を注すだけです。1個のベアリングにオイルを1滴か2滴リテーナーと内輪または外輪の隙間からさして、内輪を回して馴染ませるだけです。
作業は簡単ですが、ウィールを外して、ベアリングを外して、というのが面倒に感じる方はグリスタイプに交換しちゃいましょう。
趣味で苦労する必要はありません(^_^;)。

注油といっても家にはCRCしかないんだけど・・・という方はこちらをどうぞ → オイルベアリングの注油にCRC使ってもいいですか?

オイルタイプは水やホコリが入りやすい??

グリスタイプのベアリングはホコリがついて汚れても内部には入りませんが(厳密にいうと入る)、オイルタイプのベアリングはホコリが入りやすい、といわれます。スケートしている内にホコリがベアリングの内部に入る。。。BONESのハイグレードオイルベアリングなどは「ホコリが入りにくいラビリンス(迷宮)構造」とか謳っています。いろんな工夫がされているようですが、リテーナー側は隙間が大きいので理屈としてはそうなんだろうとは思いますが、本当にホコリって入るものなんでしょうか???

ここで図面を引いたのでご覧いただきましょう。

ベアリングセット(圧入方向)の図

ウィール・ベアリング・アクスルシャフト断面図

アクスルシャフトにセットされたベアリング付きウィールの図です。ベアリングの黄色はボール、緑はリテーナー(保持器)、赤がシールドです。オイルタイプのベアリングのシールドは片面が多いです。もう一方の片面はリテーナーだけ。シールドをウィールの外側に向けて組むことによって、異物の混入を基本的に防ぐわけです。ウィール内部はベアリングによって外部とは遮断されている。現実的には内部からゴミや水が混入することはまずないのです。

細かいことをいうと、ウィール外部から内輪とシールドの間を通って入り込むホコリや水分はあるでしょうし、ベアリング自体が摩耗することによって出るチリ(粉)は機械的・物理的に出るのは致し方ないことなので気にするレベルでもないと思います。

ただ実際に使っていると、油も劣化するしホコリも混入しますから、時々は洗浄してあげることも必要になってきます。わたくしは下の画像くらいにウィールが汚れてきたら取り外して洗浄しています。

ベアリングシールドの役割

ウィールに付着するホコリ・汚れ

そんなに汚いところを走っているわけではないんですよ。でも10日間ほど乗るとこれくらい汚れています。シールドはこれらのホコリを防いでくれているんですね。

つぎのページは、注油に注射器試用 です。

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