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SK8が真っ直ぐ進まない時の調整:中級編 べ~ぶるの試行錯誤

Qちゃん:新しいデッキに新しいトラックを組んだんだけど、真っ直ぐ進まないの。。。どうしたらいい?
A助:性根を真っ直ぐにしろ~~
Qちゃん:えっ!?精神論・・・(-_-)

前ページでは「スケートボードだけ走らせても、プッシュをしても勝手に左(右)に曲がる」という物理的対処として、ブッシュゴムの向きについて述べました。もっと本質を突き詰めていくと、本格的な調整をすることによって真っ直ぐに進むようにできるので、ここでは中級編として調整方法を解説したいと思います。

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スケートボードが真っ直ぐに走らない原因

いきなり大風呂敷を広げましたが、原因としてはトラックのアクスルシャフトの曲がり・デッキの歪み・ウィールの偏摩耗・4箇所8個あるベアリングの回転性能の個体差等々、実に様々なことが考えられます。

アクスルシャフトの曲がりなど目視だけではわからず、焼き入れしてあるシャフトを真っ直ぐにすることは基本的にムリと考えた方がいいです。

ということで、ここでは新品のコンプリートや新品のパーツを組み上げたという場合を想定して、根源的な調整方法についての話を進めたいと思います。

スケートボードを真っ直ぐに走らせるための微調整

図の左側のように調整する

図の左側のように調整する

デッキとトラックを固定するためにボルトナットを8セット使いますので、デッキとトラックのベースプレートにはボルト貫通用の穴が空いています。

この穴というのが“くせ者”なのです。この穴を業界では「バカ穴」と呼びます。使用するボルトの太さに対してガバガバなのです。ボルトは中で回らないといけないから必要あってのガバガバですね。

トラックの組み付けの具体的方法

このデッキにトラックを固定する際に精度を出すように調整するのです。トラックの組み付けが上図の右(ちょっと極端に表わしています)のように組んであれば曲がっていってしまうのは謂わば当然のことなのです。曲がらない方がおかしい(^_^;)

なので、ボルトナットをある程度締めてからアクスルシャフトの間の距離が左右で同じか確認しながら、ナットを増し締めしていきましょう。締め付けている間に曲がらないように注意しながら、具体的には少し締めては寸法確認、この繰り返しです。

既にウィールが組んである場合、別にウィールを外す必要はありません。ウィールの外側の距離を左右で計ればそれで十分でしょう。

お車の構造に詳しい方や整備をされる方は直勘で精度を出されるはずですけど、日本人って既製品はちゃんとした精度で作られていると暗黙の内に思い込んでいることが多いです。製品を疑うなんて日本製を長く使っている日本人には習性としてないのです。でもスケートボード自体、そんなに精度はもとめて作られていないし、組み付けも海外製となれば、精度を求める方は自分で精度を出すしかないですね。

ここでの回答はあくまでも自己流の勝手な考え方です。世の中には正反対の意見もありますので、ただの一意見として参考になるのであれば幸いくらいに考えています。どうぞご自分の人生を謳歌なさってくださいませ。

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